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大きな病気との密接な関係
更年期障害は ある一定の時期だけのものと思い、
多少の症状なら我慢してしまうことが多いのですが
更年期障害は 大きな病気とも密接な関係があるので
甘く見てはいけません。
また 脳の老化現象との関連も明らかにされています。
更年期に発症した病気は発病するまでに10から20年と
時間がかかりますから、閉経後の人生が短い時代は、
あまり問題にはなりませんでした。
ところが、現代では閉経後の人生が長くなり30年余りあるために、
更年期障害からの関連での病気が、深刻になってきているのです。
多くの病気は、医学の進歩とともに克服されてきたにもかかわらず、
更年期障害に対する治療はなかなか進んできませんでした。
そのために、女性を悩ます深刻な病気について、
更年期障害が関係するようになってしまいました。
65歳以上の女性の死亡原因
〇 高脂血症がその発端となる「脳血管疾患」 「虚血性心疾患」
「高血圧性疾患」
〇 寝たきりになる原因として「脳血管疾患」 「骨祖しょう症による骨折」
また女性ホルモンであるエストロゲンの脳機能に対する作用が
明らかにされつつあり、老人性痴呆、とくにアルツハイマー型痴呆症と
更年期障害との関係も注目されています。
老人性痴呆症と更年期障害の関係
老人性痴呆症には 「脳血管障害型痴呆症」と
「アルツハイマー型痴呆症」 があります。
「脳血管障害型痴呆症」は、脳梗塞や脳内出血などが原因で、
脳組織が破壊されたり、血流障害が原因で
脳に十分な酸素や栄養分が行き渡らず、
脳細胞の機能が低下してしまうものです。
現実には、脳梗塞による多発梗塞性痴呆がそのほとんどを
占めています。
「アルツハイマー型痴呆症」は、脳そのものが萎縮しておこる痴呆症で、
人格崩壊が激しいのが特徴です。
その原因については、脳細胞の変性や脳内の神経伝達物質の
異常などが原因とされていますが、
まだはっきりした原因は分かっていません。
女性では、閉経によって卵巣からエストロゲンが
分泌されなくなってしまうことが、アルツハイマー病発症の
引き金のひとつになってしまうのではないかと考えられています。
女性は男性の約1.7〜3倍もアルツハイマー型痴呆症に
なりやすいといわれています。
記憶力の低下と更年期障害の関係 .
更年期になると記憶力の低下がみられます。
少しずつ記憶力が衰えるのはしょうがないと考えている方は
多いと思いますが、記憶力の低下は40〜50歳代が
もっとも急激であると考えられます。
私はまだ大丈夫と思っている更年期の女性も記憶力の低下は
すでにはじまっている可能性があると言えるのかも知れません。
痴呆症の原因と対策
老人性痴呆症は、脳の細動脈に発生した微小な脳梗塞によって
脳細胞が懐死することにより起こる場合と、
脳の萎縮により起こる場合とがあります。
またアルツハイマー病は、脳に炎症が起きて
神経細胞が死滅することによって脳機能が低下するもので、
脳の血管が詰まる脳血管性痴呆と区別されます。
痴呆症 アルツハイマーにならないためには
痴呆症 アルツハイマー病の対策としては、
まず食事面を気をつけなければなりません。
比較的肉が好きで、野菜や魚が苦手だという傾向の人は
統計的にアルツハイマー病になりやすいようです。
また喫煙はアルツハイマーになる危険度を倍増させるので
禁煙をお勧めします。
栄養バランスのとれた食事を心がけ、
質のよい食事を摂りましょう。
たんぱく質やビタミンEをはじめ、ビタミン類をバランス良く摂る事により、
血液の浄化や血管を丈夫にし、脳の活性化を促します。
またアルツハイマー病の研究の中で、
活性酸素が深い関わりをもっているとの報告があります。
従って緑茶やビタミンC・Eなどの抗酸化作用のある食品を摂ることも
大切な予防法になると考えられます。
また適度な運動をしたり、ストレスをためないようにして
心も体も健康になるような生活をすることを心がけましょう。
特に更年期以降の高齢の女性は、同年齢の男性より
アルツハイマー病になる確率が高いため、
よりいっそう心身ともに健康維持することが大切になります。
更年期障害は怖い病気につながります
更年期障害は命に関わる病気と密接な関係があります。
その一つとして 骨粗しょう症は骨量が減って、骨の構造が変化し、
骨折を起こしやすくなる全身性の病気です。
骨粗しょう症の怖さは日常生活が困難なほどの背中や腰の激しい痛みや
背中や腰が曲がり、簡単に骨折してしまうことにあります。
骨折が原因で歩行困難や寝たきりの状態になってしまうことが
大変怖い事だといえるでしょう。
これもやはり 更年期障害による女性ホルモンであるエストロゲンの
減少によるものといえます。
エストロゲンの摂取が骨粗しょう症を予防し、
カルシウムの吸収を助けて骨を強くする働きをして
骨の再生力を上げます。
それこそが骨粗しょう症の正しい予防法ということです。
今や寝たきりの原因のトップに上げられるのは骨粗しょう症による骨折で
更年期の時期の正しい知識と予防が大切だと言えます。
動脈硬化 高脂血症 高血圧の危険性
更年期になると血管も老化し 血圧が高くなったり、
血管壁にコレステロールや中性脂肪などが沈着し
血液の流れを悪くします。
これは動脈硬化 高脂血症 高血圧などの命に関わる重大な病気に
関係します。
動脈硬化について
動脈硬化は動脈壁にコレステロールや中性脂肪などが沈着して
厚くなったり、狭くなったりして硬くなっている状態をいいます。
内壁が厚く、内径が狭くなることにより 血液が流れにくくなります。
そのために脳や心臓などほかの臓器の働きに悪影響を与え、
心筋梗塞、脳梗塞などの重大な病気につながる危険性があります。
高脂血症について
高脂血症とは 高コレステロール血症とも言い、
血液中のコレステロール・中性脂肪が多い状態のことをいいます。
これが進行すると動脈硬化を引き起こします。
この原因は生活習慣にも関係しますが、
女性ホルモンにも深い関係があります。
そのため女性ホルモンの働きが低下する更年期に
急激にコレステロール値が高くなると言われます。
高血圧について
高血圧の状態が長く続くと 血管に負担がかかり、
さまざまな臓器にたいへんな影響を与えます。
脳や心臓へのダメージは大きく 脳卒中、心筋梗塞など
命に関わる病気につながることもあります。
血圧が高いと常に血管に負担がかかるため
血管が硬くなり 動脈硬化につながります。
この原因はストレスや塩分のとり過ぎ、
更年期障害による自律神経の乱れによるものと言われています。
したがって更年期障害は ホルモンバランスの崩れ
つまり自律神経の乱れを起こすため、
それらの病気と深いつながりがあるといえるのです。
